中高生の皆さんへ No.2

昨日からの続きです。

 

 4つめは「基本例題を理解し、復元できるようにする」ことです。数学の問題で単に計算だけで済む問題は非常に少なく、殆どの問題は文章や図から必要な公式を使って計算することになります。それのスタートが教科書に載っている基本例題になります。基本例題を読み、覚えたら、同じことが書けるかどうかやってみてください。接続詞や語尾変化などは違っても問題がありませんが、証明などで定理の文言が異なっていた場合には、同じになるように繰り返してください。勿論、数学的に正しいと判断できるだけの力量がある方の場合、文言の一致はなくても大丈夫なこともありますが、入試でも得点が必ずもらえるようにするには教科書表現が最良です。

 5つめは「頻出・重要問題を理解し、復元できるようにする」ことです。単元ごとに模試や入試などでよく訊かれる問題というのが存在しています。それを初見で解ければ問題ないのですが、我々一般人は、よく読んで、覚えたら復元できるまで繰り返し、類題を解き確認・修正を行い、さらに復元します。ここまでやれれば定期テストで平均点以下ということはほぼなくなります。

 6つめは「応用・特殊・難問題を理解し、復元できるようにする」ことです。定期テストでも入試問題や模試の問題を出す学校や教師にあたった場合、ここまでやれば上位20%以内が目指せます。通信添削会社や予備校の問題集、大学(高校)への数学の月刊誌など、いろいろな難易度で様々な業者がテキストや添削で稼いでいます。自己の目標と現在の力量・使える時間に合わせて利用できれば力が付きます。合わないと金と時間を使ってどんどん力も下がります。定期テスト対策というより、入試対策といった側面の方が大きいでしょう。

 

 1~6まで書きましたが、苦手な方は少なくとも1~3まで、普通の方は4(5)まで、特殊な方は6までをやってみましょう。現状で、例えば2まではできている人は3まで、3までできている人は 4までといった風にやってみるのも良いでしょう。

 

中間テストも近いので、参考にしてください。